服を片付けたいと思っていても、「どこから手をつければいいのかわからない」と迷うことはありませんか。ハンガーに服がぎっしり掛かっていたり、棚や引き出しに衣類が重なっていたりすると、片付けるだけでも大がかりな作業に感じられるものです。
この記事では、クローゼットを整理するときの進め方から、衣類を分ける方法、出し入れしやすい状態を保つポイントまで紹介します。
クローゼットを整理するときは何から始める?
片付けを始めるときは、いきなり服を捨てたり収納用品を買ったりするのではなく、どこを片付けるのか決めることから始めましょう。無理なく終えられる範囲を考えることがポイントです。
まずは整理する範囲を決める
一度にすべて片付けるのが難しい場合は、作業する場所を小さく区切ると進めやすくなります。たとえば、「今日はハンガーに掛かっている服」「次は引き出しの1段目」というように分ければ、まとまった時間が取れなくても進められます。
最初からクローゼット全体を完成させようとせず、その日のうちに元へ戻せる程度の範囲から始めると取り組みやすくなります。
中に何が入っているか確認する
作業する範囲を決めたら、次に収納されているものを確認します。普段よく使う場所は把握していても、棚の奥や上段には、しまったことを忘れている衣類や小物が入っている場合があります。同じようなアイテムが別々の場所に収納されていることもあるでしょう。何がどこに入っているのかを確認すると、その後の分類を進めやすくなります。
収納用品を買うのは後にする
収納ケースやハンガーなどを新しく購入する場合は、中身を確認してから必要なものを選びましょう。先に収納用品をそろえると、実際に残したい衣類の量や収納スペースと合わない可能性があります。ケースを増やしたことで、かえって置き場所が狭くなることも考えられます。
まず中身を見直して、何をどこへ収納するのかを決めます。そのうえで足りないものがあれば、スペースを測ってから適した収納用品を検討するとよいでしょう。
関連記事:服は何着あればいい?数ではなく自分の暮らしから考える持ち方
服を一度出して種類ごとに分けよう
収納しているものを確認したら、作業する範囲の衣類を取り出し、種類ごとに分けると片付けやすくなります。ただし、分類は細かくしすぎず、自分が普段使うときにわかりやすい分け方を意識することがポイントです。
トップス・ボトムスなど種類ごとに分ける
衣類は、トップスやボトムス、アウターなど、大まかな種類でまとめると全体を確認しやすくなります。ハンガーや引き出しなど複数の場所に分散しているものも、同じ種類ごとに集めてみましょう。分類の方法に決まりはありません。自分が服を探すときにわかりやすい単位を基準にすることがポイントです。
よく着る服とあまり着ない服を分ける
種類ごとにまとめたら、次は使用頻度で分けてみます。よく着る服と使用する機会が少ない服が同じ場所に混ざっていると、必要なものを探しにくくなることがあります。頻繁に使うものがどれなのか確認しておけば、収納場所を決めるときにも役立ちます。
季節外の服は別に考える
今の季節に着ない衣類は、普段使う服とは分けて収納する方法があります。たとえば、夏に厚手のコートやニットを頻繁に取り出すことは少ないでしょう。限られた収納スペースに季節外の衣類が混ざっていると、今使いたいものを取り出しにくくなる場合があります。スペースが限られている場合は、上段には軽くて使用頻度の低いものを置き、奥には季節外の衣類を収納するなど、現在着るものと場所を分けると使いやすくなります。

分類に迷う服が出てきたらどうする?
服を分けていると、どこに収納するか迷ったり、今後使うかわからなかったりするものが出てくることがあります。こうした服に時間をかけすぎると、片付けがなかなか進みません。迷ったものは一度分けておき、ほかの作業を先に進める方法があります。
迷った服はいったん別の場所にまとめる
すぐに判断できない服は、ほかの衣類とは分けて一時的にまとめておくと作業を進めやすくなります。一着ごとに「残すか」「どこに置くか」と長く考えていると、片付けそのものが負担になりやすくなります。
たとえば、箱や空いているスペースなどに「保留」としてまとめておけば、その都度考え込まずに次の服へ進めます。まずは判断しやすいものから分類し、迷ったものは後から確認するとよいでしょう。
保留した服は後からまとめて確認する
分けておいた服は、ほかの衣類を収納したあとに改めて確認します。全体を片付けたあとであれば、収納スペースにどの程度余裕があるのかも把握しやすくなります。保留したまま忘れないように置き場所を決め、後から確認する機会をつくっておくとよいでしょう。
使いやすいクローゼットに戻すポイント
衣類を分け終わったら、見た目だけではなく、取り出しやすく戻しやすい状態を意識して収納しましょう。毎日使う場所だからこそ、きれいに並べること以上に、自分が無理なく使える配置にすることが大切です。
よく使うものを取り出しやすい場所に置く
頻繁に使うものは、手が届きやすく中身が見やすい場所が向いています。毎日のように着る衣類が奥や高い場所にあると、出し入れするたびにほかのものを動かす必要が出てきます。一方、使用頻度が低く軽いものは上段、あまり取り出さないものは奥に置くなど、使う頻度に合わせて場所を分ける方法もあります。
掛ける服とたたむ服を分ける
衣類は、素材や形状、収納スペースに合わせて、掛けるものとたたむものを使い分けます。ニットなど伸びや型崩れが気になる衣類は、素材や形状に合った方法で保管するとよいでしょう。
詰め込みすぎない
衣類を戻すときは、出し入れできる余裕を残すことが大切です。空いているスペースいっぱいまで詰め込むと、奥のものが見えにくくなったり、一着取り出すだけで周囲が崩れたりすることがあります。収納できるかどうかだけで判断するのではなく、「必要なものを取り出して、簡単に元へ戻せるか」という視点で確認してみましょう。
使いやすい状態を保つには?
片付けた状態を保つには、大がかりな作業を繰り返すより、日常のなかで小さく見直す機会をつくる方法があります。ここでは、日常生活で取り入れやすい方法を紹介します。
新しい服を買ったときに見直す
新しい衣類が増えたときは、収納場所を確認する機会にするとよいでしょう。新しく購入したものをどこへ置くか考えながら、同じ場所にある衣類の配置も確認します。入りにくくなっている場合は、収納場所や分け方を見直すきっかけにもなります。
季節の変わり目に中身を確認する
季節が変わる時期は、衣類の配置を見直すタイミングとして活用できます。気温の変化に合わせてよく使う衣類が変わるため、手前と奥、上段と下段などの配置を入れ替えるだけでも使いやすくなる場合があります。次の季節によく使うものを取り出しやすい位置へ移すなど、必要な部分だけ調整しましょう。
戻す場所を決めておく
片付いた状態を維持するなら、それぞれの衣類を戻す場所を大まかに決めておきましょう。
「シャツはここ」「部屋着はこの引き出し」など、使ったあとに迷わず戻せる程度の分け方で構いません。自分や家族が続けやすい方法を基準に、必要に応じて収納場所を調整していきましょう。
まとめ
クローゼットを整理するときは、一度にすべてを片付けようとせず、作業する範囲を決めると進めやすくなります。収納されているものを確認したら、種類や使用頻度ごとに分け、よく使うものを取り出しやすい位置へ戻していきます。
その際は、収納できる量だけでなく、使ったあとに無理なく戻せるかどうかも意識することがポイントです。新しい服を購入したときや季節が変わったときなどに少しずつ見直し、自分が使いやすい状態に整えていきましょう。
