そろそろ冷房を使い始める時期になると、「エアコンのカビ対策はいつから始めればいいの?」「使う前に掃除しておいたほうがいい?」と気になる方も多いでしょう。前年にカビ臭さを感じたことがある場合は、今年はできるだけ清潔な状態で使いたいと考えるはずです。
エアコンのカビは、冷房による結露や内部にたまったホコリなどが重なることで発生しやすくなります。そのため、カビ対策は汚れが気になってから始めるのではなく、冷房を使う前から準備しておくことが大切です。
この記事では、エアコンのカビ対策を始めるタイミングや、冷房を使う前に確認したいこと、使用後やシーズン終わりにできる対策をわかりやすく解説します。今の時期に何をすればよいか知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
エアコンのカビ対策はいつから始める?
エアコンのカビ対策は、「○月から始める」と決めるよりも、冷房を使い始める前から意識することが大切です。カビは湿気や汚れがたまることで発生しやすくなるため、シーズン前の確認だけでなく、冷房を使っている期間中も継続して対策しましょう。
冷房を使い始める前に確認する
本格的に冷房を使い始める前に、まずはエアコンの状態を確認しておきましょう。
長期間使っていなかったエアコンには、フィルターや吹き出し口にホコリがたまっていることがあります。そのまま運転を始めると、汚れを含んだ空気が室内に広がったり、内部に汚れがたまりやすくなったりする可能性があります。
冷房シーズンに入る前に、フィルターや見える範囲の汚れを確認し、必要に応じて掃除しておくと安心です。また、試運転をして、においや異音がないか確かめておくとよいでしょう。
梅雨入り前後は湿気対策を意識する
梅雨の時期は室内の湿度が高くなりやすく、エアコン内部にも湿気が残りやすくなります。
とくに除湿や冷房を使うと、内部で結露が発生することがあります。運転後に湿った状態が続くと、カビが発生しやすい環境につながります。
そのため、梅雨入り前後は、内部クリーン機能や送風機能を活用するなど、エアコン内部を乾燥させることを意識するとよいでしょう。あわせて、室内の換気や湿度管理も行うと、カビ対策につながります。
冷房シーズン中も対策を続ける
冷房を使い始める前に掃除をしても、それだけでシーズン中のカビを防げるわけではありません。
エアコンは使用するたびに室内の空気を取り込むため、フィルターには少しずつホコリがたまります。また、冷房運転による結露で内部に湿気が残ることもあります。
そのため、冷房シーズン中もフィルターの状態を定期的に確認し、汚れている場合は掃除しましょう。運転後は内部クリーン機能などを活用し、内部に湿気を残しにくくすることも大切です。
カビ対策はシーズン前だけで終わらせず、冷房を使っている期間を通して続けることがポイントです。
冷房を使う前にしておきたいカビ対策

冷房シーズンを気持ちよく迎えるためには、使い始める直前にいくつか確認しておくと安心です。とくに、しばらく使っていなかったエアコンは、フィルターや吹き出し口にホコリがたまっていることがあります。
いきなり本格運転するのではなく、掃除や試運転を行い、カビ臭さや異常がないか確認しておきましょう。
フィルターのホコリを掃除する
まずは、エアコンのフィルターにホコリがたまっていないか確認しましょう。
フィルターが汚れたままだと、空気の流れが悪くなるだけでなく、内部にもホコリや汚れが入り込みやすくなります。
掃除機で表面のホコリを吸い取ったり、水洗いできるタイプであれば洗ったりして、汚れを落としておきましょう。水洗いした場合は、しっかり乾かしてから取り付けることが大切です。
吹き出し口に汚れがないか確認する
次に、吹き出し口やルーバー周辺を確認します。
黒い点状の汚れやホコリが見える場合は、カビや汚れが付着している可能性があります。電源を切ったうえで、やわらかい布などを使い、手の届く範囲を無理なく拭き取りましょう。
ただし、奥まで手を入れたり、内部の部品を外したりするのは避けたほうが安心です。
内部クリーン機能や送風機能を確認する
エアコンに内部クリーン機能や送風機能がある場合は、冷房シーズン前に使い方を確認しておきましょう。
内部クリーン機能は、冷房や除湿の運転後に内部を乾燥させる目的で使われる機能です。カビそのものを洗い流す機能ではありませんが、内部に湿気を残しにくくするのに役立ちます。
機種によって作動方法や運転時間が異なるため、取扱説明書を確認しておくと安心です。
試運転してにおいや異常がないか確かめる
掃除が終わったら、本格的に暑くなる前に一度試運転しておきましょう。
運転中にカビ臭さや異音、水漏れなどがないか確認します。風量が極端に弱い場合や、掃除をしても強いにおいが残る場合は、内部に汚れがたまっている可能性もあります。
暑さが厳しくなってから不具合に気づくと、修理や清掃を依頼するまで時間がかかることもあります。余裕のある時期に状態を確認しておくと安心です。
冷房を使ったあと・シーズン終わりにできる対策
エアコンのカビ対策は、冷房を使う前だけでなく、使ったあとやシーズンの終わりにも続けることが大切です。冷房運転では内部に結露が発生しやすいため、湿気を残したままにしないよう意識しましょう。
また、冷房を使わなくなる時期には、フィルターや見える範囲を掃除しておくと、次のシーズンも使い始めやすくなります。
冷房後は内部を乾燥させる
冷房を使ったあとは、エアコン内部に結露による水分が残ることがあります。
湿った状態が長く続くと、カビが発生しやすい環境につながるため、運転後は内部を乾燥させることを意識しましょう。
送風機能がある場合は、冷房後に活用する方法があります。ただし、機種によって適した運転方法は異なるため、取扱説明書を確認して行うことが大切です。
内部クリーン機能があれば活用する
内部クリーン機能が搭載されているエアコンでは、冷房や除湿運転のあとに自動で内部を乾燥させるタイプがあります。
毎回手動で操作しなくても使える機種もあるため、設定方法を確認しておくと便利です。
ただし、内部クリーン機能は、すでに付着しているカビや汚れを取り除くものではありません。あくまで、内部を乾燥させてカビが発生しにくい状態を保つための機能として活用しましょう。
フィルターや見える範囲を掃除する
冷房シーズン中や使い終わったあとには、フィルターにたまったホコリを掃除しましょう。
フィルターを取り外してホコリを除き、水洗いできる場合は洗ってしっかり乾燥させます。吹き出し口やルーバーなど、見える範囲に汚れがある場合も、電源を切ったうえで無理のない範囲で拭き取ります。
シーズンの終わりに一度きれいにしておくと、ホコリや汚れを残したまま長期間放置するのを防ぎやすくなります。
カビ臭さが続く場合は内部の清掃やフィルター対策を見直す
フィルターや吹き出し口を掃除してもカビ臭さが続く場合は、エアコン内部に汚れやカビが残っている可能性があります。
内部の送風ファンや熱交換器などは自分で掃除しにくく、無理に分解すると故障につながることもあります。においが強い場合や、内部に黒い汚れが広がっている場合は、専門業者によるクリーニングを検討するとよいでしょう。
また、今後のカビ予防を意識するなら、日頃の掃除に加えて、エアコン内部へホコリや汚れが入り込みにくくなるようフィルター対策を見直す方法もあります。エアコンのカビ対策として使える機能性フィルターもあるため、清掃後の予防策として確認してみるとよいでしょう。
- 日頃のカビ対策にフィルターを活用
- エアコンのカビ対策では、掃除や内部の乾燥を続けながら、フィルターを活用して内部に汚れが入り込みにくくする方法もあります。どのようなフィルターがあるのか、特徴や使い方も確認したうえで取り入れてみましょう。

まとめ|冷房を使う前後でカビ対策を続けよう
エアコンのカビ対策は、冷房を使い始める前だけでなく、使用中やシーズンの終わりまで続けることが大切です。フィルターや吹き出し口の汚れを確認し、冷房後は内部に湿気を残しにくくするよう意識しましょう。
また、内部クリーン機能がある場合は活用し、定期的な掃除も続けることで、カビが発生しにくい状態を保ちやすくなります。
一方で、カビ臭さが続く場合や内部の汚れが気になる場合は、無理に分解せず、専門的な清掃も検討しましょう。清掃後の予防として、ホコリや汚れが内部へ入り込みにくくなるよう、フィルター対策を見直す方法もあります。
使う前・使ったあと・シーズン終わりのタイミングごとにできることを続けながら、エアコンをできるだけ清潔に保っていきましょう。
