ソファなしのリビングにしたいと思っても、「ソファがなければどこに座る?」「テレビを見るときや来客時はどうする?」と迷うことはありませんか。
ソファを置かない場合の座る場所には、床にクッションや座布団を置く、一人掛けの椅子を使う、ダイニングチェアを兼用するなどの選択肢があります。
ただし、座る場所を確保するだけで、くつろぎやすいリビングになるとは限りません。普段の過ごし方や立ち座りのしやすさ、家族が集まる場面なども考えておきたいところです。
この記事では、ソファなしのリビングで座る場所をつくる方法から、家具の配置を考えるポイント、暮らしに合わせた見直し方まで紹介します。
ソファなしのリビングではどこに座る?
ソファを置かないリビングでは、床に座る方法だけでなく、椅子を使ってくつろぐ方法もあります。どの座り方が合うかは、部屋の広さや普段の過ごし方によって異なります。まずは、代表的な3つの選択肢を見ていきましょう。
床に座るならクッションや座布団を活用する
ソファなしのリビングでは、ラグの上にクッションや座布団を置き、床に座って過ごす方法があります。床に座るスタイルは、大きな家具を増やさずに居場所をつくりたい場合の選択肢です。
使わないときにクッションを片付ければ、同じスペースを別の用途にも使えます。例えば、普段は床に座って読書をし、体を動かしたいときにはクッションを移動させるといった使い方ができます。
一方で、床に座ることが誰にとっても快適とは限りません。座り方によっては姿勢を変えにくく感じたり、立ち上がる動作が負担になったりすることもあります。背中を預ける場所がないと、長く座っているうちに落ち着かなくなる場合もあるでしょう。
床に座る場所をつくる際は、クッションの見た目だけでなく、普段の座り方や立ち座りのしやすさも確認してみましょう。
一人掛けの椅子をくつろぐ場所にする
床に座るよりも、椅子に腰掛けて過ごしたい場合は、一人掛けの椅子をリビングに置く方法があります。例えば、窓際に椅子を置いて読書をする場所にしたり、テレビが見やすい位置に配置したりする使い方です。一人掛けの椅子なら、自分がくつろぐ場所を決めながら、周囲の家具との配置も考えられます。
ただし、椅子の形によって座り心地は異なります。背もたれの角度や座面の高さ、肘掛けの有無などは、実際に座ったときの感覚に関わる部分です。また、椅子本体が収まるスペースだけでなく、座ったり立ち上がったりするための場所も必要です。
部屋の隅に置けるかどうかだけで判断せず、どのような姿勢で、どのくらいの時間を過ごしたいのか考えてみましょう。
ダイニングの椅子を兼用する方法もある
リビングとダイニングがつながっている間取りなら、ダイニングチェアをくつろぐ場所として兼用する方法もあります。食事をする場所と、読書や会話を楽しむ場所を分けなくてもよい場合は、新しい家具を増やさずに過ごせるかもしれません。
例えば、食後にそのままお茶を飲んだり、家族と会話をしたりすることが多いなら、ダイニングが日常的なくつろぎの場所になる場合もあります。
一方、食事用の椅子が長時間座る用途に合っているとは限りません。テレビを見る方向が合わなかったり、ゆったり背中を預けにくかったりすることもあるでしょう。
ダイニングチェアを兼用したいときは、普段どのくらいの時間をそこで過ごすのか振り返ってみましょう。まずは今ある椅子を使い、くつろぐ場所として無理がないか試してみる方法もあります。
ソファなしでもくつろぎやすいリビングのつくり方
ソファなしのリビングで座る場所が決まったら、次は周囲の家具との位置関係を考えましょう。椅子やクッションを用意するだけでなく、そこで何をするかに合わせて配置を整えることが、過ごしやすさにつながります。
テレビや読書など過ごし方から位置を決める
リビングでどのように過ごすかによって、座る場所に求める条件は変わります。例えば、テレビを見ることが多いなら、画面の方向を確認しながら座る位置を考える必要があります。
一方、読書をすることが多い場合は、手元の明るさや本を置く場所も気になるところでしょう。家族との会話が中心なら、全員が同じ方向を向く配置よりも、お互いの顔を見ながら話しやすい配置が合う場合もあります。
まずは、テレビを見る、読書をする、お茶を飲む、家族と話すなど、普段リビングで行うことを思い浮かべてみましょう。過ごし方を整理すると、どこに椅子やクッションを置くとよいか考えやすくなります。
ソファを置くかどうか自体を迷っている場合は、「ソファはいらない?置かない暮らしが合う人と考えたいこと」も参考にしてください。
小さなテーブルや物の置き場所を考える
ソファなしのリビングでくつろぐ場所をつくる際は、座るための家具だけでなく、周囲に何を置きたいかも考えておきましょう。例えば、読書をするときには本や飲み物を置く場所があると便利に感じるかもしれません。テレビを見るときには、リモコンや眼鏡などを手の届く場所に置きたい場合もあるでしょう。
こうした物の置き場所が決まっていないと、床や椅子の上に一時的に置いてしまうことがあります。ただし、必ずしも新しいテーブルを購入する必要はありません。今ある棚の一部を使ったり、必要なときだけ小さなテーブルを移動させたりする方法もあります。
家具を追加する場合は、歩く場所や扉の開閉を妨げないかも確認しましょう。座る場所の周囲に物を集めすぎず、普段使う物を無理なく手に取れる配置を考えることが大切です。

家族や来客の座る場所も考えておく
一人で過ごす時間は快適でも、家族や来客が集まると座る場所が足りなくなることがあります。ソファなしのリビングを考える際は、普段何人で過ごすことが多いかも確認しておきましょう。
例えば、家族それぞれが別の場所で過ごすことが多いなら、リビングに全員分の椅子を常に並べる必要はないかもしれません。
一方、休日に家族で映画を見たり、友人を招いて話したりする機会が多い場合は、人数に合わせて座る場所を確保する工夫が必要です。普段は一人掛けの椅子を使い、必要なときに座布団や別の椅子を用意する方法も考えられます。
ただし、床に座ることが難しい人もいるため、来客用の座る場所を考える際は、相手に無理のない方法を選びたいところです。常にすべての人数分の家具を置くのではなく、日常と来客時の両方を想定して考えてみましょう。
ソファなしの暮らしを続けるために見直したいこと
ソファを置かないリビングは、家具が少なければ完成するわけではありません。実際に過ごしてみて、座りにくさや不便さを感じることがあれば、配置や家具の使い方を調整することも大切です。
立ち座りのしやすさを確認する
ソファなしのリビングでは、床に座るか、椅子を使うかによって立ち座りの動きが変わります。床に座る方法は家具を少なくしやすい一方で、立ち上がる際に負担を感じる人もいます。
そのため、部屋を広く使いたいという理由だけで、すべての座る場所を床にする必要はありません。家族の中に床から立ち上がりにくい人がいる場合は、椅子などを使う方法も考えましょう。
また、椅子を置く場合でも、座面の高さや周囲のスペースによって使い勝手は変わります。見た目のすっきり感だけでなく、普段の動作に無理がないか確認することが大切です。
家具を増やす前に今ある物で試す
ソファを置かないと決めたあと、代わりになる家具をすぐに購入したくなることもあるでしょう。しかし、どのような座り方が合うかは、実際に生活してみないとわからない部分もあります。
例えば、ダイニングの椅子をリビングで使ってみたり、手持ちのクッションを置いて過ごしてみたりする方法があります。
そのうえで、「背もたれが欲しい」「飲み物を置く場所が足りない」「来客時に椅子が必要」といった不便を確認すると、必要な物を考えやすくなります。
また、家具を置く位置を変えるだけで、過ごしやすくなる場合もあります。新しい家具を増やすことを前提にせず、まずは今ある物で試してみましょう。
まとめ
ソファなしのリビングで座る場所をつくる方法には、床にクッションや座布団を置く、一人掛けの椅子を使う、ダイニングチェアを兼用するなどの選択肢があります。どの方法が合うかは、部屋の広さだけでなく、普段の過ごし方や一緒に暮らす人によっても変わります。
テレビを見る、読書をする、家族と話すなど、リビングでどのように過ごしたいかを考えることが、座る場所を決める手がかりになります。
また、座るための家具だけでなく、飲み物や本を置く場所、家族や来客の居場所、立ち座りのしやすさも確認しておきましょう。ソファを置かないこと自体を目的にせず、自分たちが無理なくくつろげるリビングを考えてみてください。
