お気に入りの写真や旅先で買ったポスター、子どもが描いた絵などを、「せっかくだから部屋に飾ってみたい」と思うことはありませんか。しかし、いざ探してみると、サイズや色、素材、デザインなどに違いがあり、どれを合わせればよいのか迷うこともあります。
入れるものは、高価な絵画などに限られるわけではありません。この記事では、身近なものを飾りたいときに考えたい、額縁の選び方を紹介します。
選ぶ前に「何をどう見せたいか」を考えよう
額縁を探すときは、最初から色やデザインを決めるのではなく、まず何をどのように飾りたいのか考えてみましょう。
例えば、写真を目立たせたい場合と、ポスターを部屋のインテリアになじませたい場合では、合わせたい枠の雰囲気も変わります。また、同じものを飾る場合でも、リビングと子ども部屋では周囲にある家具や壁の色などが異なります。
まずは、次のような点を整理してみましょう。
- 何を飾りたいのか
- どの部屋に飾るのか
- 中に入れるものを目立たせたいのか
- 周囲のインテリアになじませたいのか
- 壁に掛けるのか、棚などに置くのか
「額縁に入れるほどのものだろうか」と迷う場合もあるかもしれません。しかし、自分が気に入っているものや、日常的に目にしたいものを飾るという考え方もできます。まずは身近なものから試してみるのも一つの方法です。
まず確認!額縁を選ぶときの5つのポイント
飾りたいものと場所が決まったら、実際に候補を絞っていきます。見た目だけで決めず、サイズや色、素材などを順番に確認すると、選びやすくなります。
飾りたいものに合ったサイズを確認する
最初に確認したいのが、中に入れるもののサイズです。写真やポスターなどを測り、縦と横の寸法を確認しておきましょう。このとき、額縁そのものの外側の寸法だけを見るのではなく、どのサイズのものを収められる商品なのかを確認することがポイントです。種類によっては、枠によって中に入れたものの端が一部隠れることもあります。
写真やポスターなどには一般的に使われている規格サイズもありますが、すべてが既製品に合うとは限りません。購入する前に、飾りたいものと商品の寸法を照らし合わせておきましょう。
また、紙だけではなく厚みのあるものを入れたい場合は、縦横の寸法だけでなく、収められる厚みも確認する必要があります。
中に入れるものとの色の組み合わせを考える
色に迷ったら、中に入れるものと並べて考えてみましょう。例えば、写真やイラストに使われている色の一つを枠にも取り入れると、全体の組み合わせを考えやすくなります。
一方で、白や黒、木目など、さまざまなものと組み合わせやすい色から検討する方法もあります。中に入れるものをどのように見せたいのかを考えながら、枠だけが必要以上に目立っていないかも確認してみましょう。
素材や質感から考える
素材や質感は、中に入れるものだけでなく、周囲の家具や部屋の雰囲気も見ながら選びましょう。例えば、木目を生かしたものは木製家具となじませやすく、金属を使った細身のものは、すっきりとした印象にまとめたい場合の選択肢になります。
ただし、「この作品にはこの素材」と決まっているわけではありません。同じような色でも素材や表面の仕上がりによって印象は変わるので、飾る場所も含めて組み合わせを考えることがポイントです。
枠の太さやデザインを見る
枠の太さやデザインは、中に入れるものをどのくらい目立たせたいかを基準に考えましょう。写真や作品を中心に見せたい場合は、比較的シンプルで細めの枠から検討する方法があります。一方で、部屋の雰囲気や飾るものによっては、太めの枠や装飾のあるデザインが合うこともあります。
小さな写真に存在感のある枠を合わせると、額縁そのものが目立ちやすくなります。枠だけを見るのではなく、中に入れるものとの大きさや見え方のバランスも確認してみましょう。
飾る部屋とのバランスを考える
中に入れるものと額縁の組み合わせだけでなく、実際に飾る場所との相性も確認しておきたいところです。木製家具が多い部屋なら、家具の色や質感を参考にする方法があります。白い壁に飾る場合でも、枠の色によって壁になじませたり、反対に輪郭を目立たせたりできるでしょう。
額縁を選ぶ前に飾る予定の壁を写真に撮っておき、商品を見ながら比較するのも一つの方法です。周囲にある家具や小物も含めて考えると、部屋に置いた状態を想像しやすくなります。
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中に入れるものを引き立てるには?
中に入れるものを引き立てたい場合は、額縁そのものの存在感とのバランスを考えることがポイントです。写真や絵などを中心に見せたいのであれば、色や装飾を増やしすぎず、枠の存在感を抑える方法があります。
シンプルな写真やポスターへ特徴のある枠を組み合わせ、額縁を含めてインテリアの一部として楽しむ方法も選択肢です。また、中に入れるものの周囲に余白を設ける方法もあります。写真や紙作品などでは、マットを組み合わせることで、作品と枠の間に空間をつくることができます。
迷ったときは、近くから見るだけでなく、実際に飾るときと同じように少し離れた位置から全体を見てみましょう。中身、枠、周囲の空間を一緒に見ると、バランスを確認しやすくなります。
絵だけじゃない!身近なものを入れて楽しもう
「額縁を使うなら、きちんとした作品を用意しなければ」と考える必要はありません。普段は引き出しや棚にしまっているもののなかにも、飾って楽しめるものがあります。
- 家族や旅行先で撮影した写真
- 子どもが描いた絵
- 旅先で購入したポスターやカード
- お気に入りのイラスト
- 思い出として残しているチケットなどの紙もの
- 自分で書いた書や作品
何を飾るかは、金銭的な価値だけで決めるものではありません。「気に入っているから目に入る場所に置きたい」というものを探してみると、これまでしまっていたものを楽しむきっかけにもなります。
ただし、古い写真や大切な紙資料などを長期間飾る場合は、光や湿気など保存環境にも配慮が必要です。飾るものに応じて、適した保存方法についても確認しておきましょう。
こんな選び方には注意しよう
好みのデザインを選ぶことも大切ですが、実際に中身を入れたり部屋に飾ったりしたときのことまで考えておくと、購入後のミスマッチを減らしやすくなります。
特に確認しておきたいのは、次のような点です。
- 外側のサイズだけで決めない:中に入れられるものの寸法や、実際に見える範囲を確認します。
- 額縁だけを見て決めない:中に入れるものや壁、家具と組み合わせたときの印象も考えます。
- デザインを盛り込みすぎない:中身を目立たせたい場合は、枠の色や装飾が強すぎないか確認します。
- 飾る場所を後回しにしない:壁に掛ける場合は、額縁を含めた重さや壁の材質、使用する金具なども確認します。
特に壁掛けでは、壁の種類や額縁の重量によって適した取り付け方法が異なります。金具などを使用する際は、製品の対応荷重や取り付け方法を確認し、全体の重さや設置場所に合うものを選びましょう。
迷ったら実際に合わせながら考えてみよう
額縁は、単体で見たときと、中に写真や作品を入れたときで印象が変わることがあります。候補がいくつかある場合は、可能であれば実際に飾りたいものと合わせながら比較してみましょう。
その際は、中に入れるものだけではなく、飾る部屋との組み合わせも確認します。「この作品にはどれが合うか」だけで決められない場合は、「この部屋に飾るならどれが合うか」という視点から考える方法もあります。
一方、サイズが既製品に合わない場合や、どのような組み合わせにすればよいのか判断しにくい場合は、専門店へ相談する方法もあります。自分だけで決めきろうとせず、飾りたいものや希望する雰囲気をもとに選択肢を探してみましょう。
- 額縁選びに迷ったら専門店へ
- 専門店では既製品だけでなく、飾りたいものに合わせてサイズやデザインを検討できる場合があります。選べる額縁の種類や特徴を確認しながら、自分が飾りたいものに合う一つを探してみるのもよいでしょう。

まとめ
額縁を選ぶ際は、デザインから決めるのではなく、まず何をどこに飾りたいのかを整理してみましょう。飾るもののサイズを確認したうえで、色や素材、枠の太さ、部屋とのバランスを順番に考えると、候補を絞り込みやすくなります。
また、中に入れるものは、高価な作品に限られません。写真やポスター、子どもの絵など、自分が目に入る場所に置いておきたいものを飾る方法もあります。身近にあるお気に入りのものから、部屋に合った飾り方を考えてみましょう。
